
森林浴ができる場所(島しょ部)
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【北区】旧古河庭園
旧古河庭園は美しいバラ園と紅葉で知られる都立庭園です。 洋館、洋風庭園、日本庭園があり、20世紀初頭の庭園様式を残す貴重な庭園です。 洋館と庭園はイギリス人のジョサイア・コンドル博士によって設計されました。洋館は、ホテル・ニューオータニの経営で知られる大谷米太郎が「大谷美術館」として後世に伝えており、1階のホールや書斎、応接室、食堂を見学できます。春と秋は、庭園内の茶室で抹茶をいただくこともできます。
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【港区】愛宕神社
愛宕神社は港区の高台にあり、神谷町、御成門、虎ノ門から徒歩圏内です。出世の階段で有名なので、もしあなたが健脚なら、虎ノ門ヒルズ駅の近くにある大鳥居から山頂の本殿まで、86段の階段を登ってみませんか? ご神木に囲まれた境内や参道を、自身や大切な人の健勝や活躍を祈願しながら散策すると、すがすがしい気分になれるでしょう。江戸時代、将軍の命により、馬に乗ってこの階段を登った勇者がいたとのこと。当時、境内から東京湾や房総半島が一望できたようです。
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【港区】旧芝離宮恩賜庭園
浜松町駅から徒歩1分の場所にある旧芝離宮恩賜庭園は、浜離宮恩賜庭園、小石川後楽園などとともに、今東京に残る江戸時代の大名庭園のひとつです。庭園の中心に池があり、数々の名石を用いた庭造りが行われています。桜やツツジ、藤、紅葉など季節の彩りも楽しめて、都内の喧騒を忘れて、自然と向き合える貴重な場所です。時間に余裕があるなら、浜離宮と芝離宮をセットで巡ると、それぞれの庭園から眺める景色が異なり、庭園の美しさと東京湾岸の風景を堪能できます。
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【文京区】小石川後楽園
小石川後楽園は、六義園、浜離宮恩賜庭園と並ぶ東京三名園の一つです。 面積は約7万平方メートルあり、現存する江戸時代の大名庭園としては最古のものです。池を中心とした回遊式の庭園は、早春の梅、春の桜、初夏の菖蒲、秋の紅葉と、あらゆる季節に美しい雰囲気を楽しむことができます。 中国の西湖、京都の嵐山、長野の木曽川などを借景したエリアがあり、それぞれに湖、山、川、田園の風景が巧みに描かれています。江戸の風趣な景色の先に、東京ドームの屋根が見えるのもユニークです。
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【港区】芝公園
芝公園は、明治時代に、上野公園などとともに、日本で最初の公園として指定されました。クスノキ、ケヤキ、イチョウなどの大木がたくさんあり、芝生で東京タワーを見上げながらピクニックをしたり、もみじ谷で滝の音をききながらベンチで休息することができます。近くに丸山古墳や、芝東照宮、増上寺、旧東海道松並木があり、観光しながらの森林浴がおすすめ。この松並木の下を、江戸時代の人々が歩き、飛脚が駆け抜けていたと思うと、感慨深いものがあります。
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【台東区】上野恩賜公園
上野恩賜公園は開園150年を迎えた、日本最初の公園です。54万㎡の園内に、美術館、博物館、動物園があり、上野の山と呼ばれる台地には、樹齢の長い常緑広葉樹が生い茂ってます。不忍池のエリアでは、池のまわりの散策やボートを楽しめます。この公園は江戸時代から「桜の名所」として知られ、毎年春になると1200本の桜が咲き誇ります。5、6月にはあじさい、7、8月には不忍池の蓮、9,10月にはいちょうの黄葉、そして11,12月にはもみじやけやきの紅葉と、いつ訪れても季節の楽しみを感じられます。また園内にある「上野動物園」も樹木の宝庫。動物たちが住む檻の上に、秋には鮮やかな紅葉が広がります。
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【新宿区】新宿御苑
新宿御苑は約57,000㎡の広さがあり、10,000本以上の樹木が植えられています。園内には、江戸時代の日本庭園や、明治時代に造られたヨーロッパ式庭園、バラ園、プラタナスの並木などがあり、半日~1日ゆっくり散策を楽しめます。春は東京屈指の桜の名所。秋はプラタナスやモミジの紅葉が見事です。「母と子の森」では、小川のそばで草花や昆虫とふれあいを。園内には和風カフェやレストランがあり、飲食、テイクアウトも可能です。
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【渋谷区】代々木公園
代々木公園は、新宿区と渋谷区にまたがる540,000㎡の公園です。この場所は江戸時代、地方の大名の屋敷があり、田畑が広がっていました。明治時代には、ここから日本の飛行機が飛び、1964年の東京オリンピック時は選手村となりました。現在、森林公園のエリアには、雑木林と5つの広場、サイクリングロード、バードウォッチングゾーンなどがあります。周囲に高い建物があまりなく、開放感ある景色を楽しめます。
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【渋谷区】明治神宮
明治神宮の境内や周辺の杜には、樹齢100年を超える木々が多く茂っています。原宿駅そばの第一鳥居は、2022年に100年ぶりに建て替えられました。本殿に続く参道は、鳥のさえずりや風の音が聞こえるほど静かで、歩くたびに玉砂利の音が足元に響きます。江戸時代の庭園に由来する明治神宮御苑の散策や、明治神宮宝物殿前広場(芝生)での休憩もおすすめ。参道沿いには、レストランやカフェ、おみやげや、ミュージアムがあります。
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【文京区】六義園
六義園は小石川後楽園とともに、江戸時代を代表する大名庭園です。広さは約87,000㎡あり、シダレザクラ、イロハカエデ、ドウダンツツジ、イチョウなど約560本の樹木が、築山や池のまわりに配されています。池に沿って園路があり、春と秋の夜間はライトアップの演出で幻想的に彩られます。特に紅葉シーズンは、水香江、つつじ茶屋、山陰橋の風景がおすすめです。見晴らしの良い藤代峠(築山)から見渡す庭園の全景も見事です。
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【千代田区】日比谷公園
日比谷公園は、江戸時代の大名屋敷の跡地にできた日本初の西洋風公園です。現在は約16万㎡の都立公園として、都民や観光客の憩いの場になっています。園内には、幹周りが7m もあるイチョウや、樹齢100年を超えるクスノキなどがあります。雲形池や花壇では、春は桜やチューリップ、秋はパンジーや紅葉など、四季の風景を楽しめます。散策のあとは、森の中にある老舗レストランで、上質な西洋料理を楽しんではいかがでしょうか。
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【港区】国立科学博物館附属自然教育園
国立科学博物館附属自然教育園は、 20万㎡の敷地を誇る、国の天然記念物・史跡です。関東平野南部の自然が残る貴重な森で、シイの巨木や江戸時代の松、広葉樹の林があります。ハヤブサやカッコウ、ホトトギスも住んでいます(偶然出会うのは難しい!)。8つの池や沼地にはメダカやドジョウ、多彩な水生植物が生息しています。森の小径を歩き、新鮮な空気を吸い込み、木の葉の音や鳥のさえずりに耳を傾けると、心が癒されること間違いなしです。
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