森林浴ができる場所(島しょ部)

  • 【文京区】小石川植物園

    小石川植物園は、植物学研究のための東京大学附属施設ですが、一般に開放されています。 江戸時代の小石川御薬園が前身で、武蔵野の面影を残す約16万m²の敷地に、日本古来の植物や遺構、貴重な植物があります。日本の近代植物学発祥の地であり、現在も、世界の植物研究センターの役割を担っています。梅林、桜林、椿園、ツツジ園、モミジ林など四季折々の林のほか、温室や薬園もあります。森林や植物に詳しいガイドと訪れるのがおすすめです。

     

  • 【新宿区】甘泉園公園

    都電荒川線面影橋駅、早稲田駅に近い甘泉園公園は、大名屋敷跡につくられた日本庭園です。閑静な住宅街にあり、知る人ぞ知る名園です。「甘泉園」の名は、ここから湧く泉の水が、茶道に適していたことに由来しています。約1万4000㎡の庭園は、中央の池を囲むように樹木が茂り、初夏のツツジ、アジサイ、秋の紅葉、冬の雪吊りなど、四季折々に見どころがあります。池にそって小路を散策していると、都会の喧騒とは別世界の静けさを感じられます。

     

  • 【江東区】清澄庭園

    清澄白河駅から徒歩3分の清澄庭園は、東京都の名勝に指定されています。約37,000㎡の庭園に、三つの中島を配した大きな池「泉水」、富士山を模した築山、各地の名石、涼亭、大正記念館などの見所があります。海や川が近いため、ヒヨドリ、キジバト、オナガ、ムクドリ、シジュウカラ、カルガモなど、様々な野鳥もいます。散策の途中に東屋やベンチで休息できます。また、清澄白河の駅周辺は、レトロな下町とモダンなカフェが共存する観光名所です。

  • 【北区】旧古河庭園

    旧古河庭園は美しいバラ園と紅葉で知られる都立庭園です。 洋館、洋風庭園、日本庭園があり、20世紀初頭の庭園様式を残す貴重な庭園です。 洋館と庭園はイギリス人のジョサイア・コンドル博士によって設計されました。洋館は、ホテル・ニューオータニの経営で知られる大谷米太郎が「大谷美術館」として後世に伝えており、1階のホールや書斎、応接室、食堂を見学できます。春と秋は、庭園内の茶室で抹茶をいただくこともできます。

  • 【港区】愛宕神社

    愛宕神社は港区の高台にあり、神谷町、御成門、虎ノ門から徒歩圏内です。出世の階段で有名なので、もしあなたが健脚なら、虎ノ門ヒルズ駅の近くにある大鳥居から山頂の本殿まで、86段の階段を登ってみませんか? ご神木に囲まれた境内や参道を、自身や大切な人の健勝や活躍を祈願しながら散策すると、すがすがしい気分になれるでしょう。江戸時代、将軍の命により、馬に乗ってこの階段を登った勇者がいたとのこと。当時、境内から東京湾や房総半島が一望できたようです。

  • 【港区】旧芝離宮恩賜庭園

    浜松町駅から徒歩1分の場所にある旧芝離宮恩賜庭園は、浜離宮恩賜庭園、小石川後楽園などとともに、今東京に残る江戸時代の大名庭園のひとつです。庭園の中心に池があり、数々の名石を用いた庭造りが行われています。桜やツツジ、藤、紅葉など季節の彩りも楽しめて、都内の喧騒を忘れて、自然と向き合える貴重な場所です。時間に余裕があるなら、浜離宮と芝離宮をセットで巡ると、それぞれの庭園から眺める景色が異なり、庭園の美しさと東京湾岸の風景を堪能できます。

  • 【文京区】小石川後楽園

    小石川後楽園は、六義園、浜離宮恩賜庭園と並ぶ東京三名園の一つです。 面積は約7万平方メートルあり、現存する江戸時代の大名庭園としては最古のものです。池を中心とした回遊式の庭園は、早春の梅、春の桜、初夏の菖蒲、秋の紅葉と、あらゆる季節に美しい雰囲気を楽しむことができます。 中国の西湖、京都の嵐山、長野の木曽川などを借景したエリアがあり、それぞれに湖、山、川、田園の風景が巧みに描かれています。江戸の風趣な景色の先に、東京ドームの屋根が見えるのもユニークです。

  • 【港区】芝公園

    芝公園は、明治時代に、上野公園などとともに、日本で最初の公園として指定されました。クスノキ、ケヤキ、イチョウなどの大木がたくさんあり、芝生で東京タワーを見上げながらピクニックをしたり、もみじ谷で滝の音をききながらベンチで休息することができます。近くに丸山古墳や、芝東照宮、増上寺、旧東海道松並木があり、観光しながらの森林浴がおすすめ。この松並木の下を、江戸時代の人々が歩き、飛脚が駆け抜けていたと思うと、感慨深いものがあります。

  • 【台東区】上野恩賜公園

    上野恩賜公園は開園150年を迎えた、日本最初の公園です。54万㎡の園内に、美術館、博物館、動物園があり、上野の山と呼ばれる台地には、樹齢の長い常緑広葉樹が生い茂ってます。不忍池のエリアでは、池のまわりの散策やボートを楽しめます。この公園は江戸時代から「桜の名所」として知られ、毎年春になると1200本の桜が咲き誇ります。5、6月にはあじさい、7、8月には不忍池の蓮、9,10月にはいちょうの黄葉、そして11,12月にはもみじやけやきの紅葉と、いつ訪れても季節の楽しみを感じられます。また園内にある「上野動物園」も樹木の宝庫。動物たちが住む檻の上に、秋には鮮やかな紅葉が広がります。

  • 【新宿区】新宿御苑

    新宿御苑は約57,000㎡の広さがあり、10,000本以上の樹木が植えられています。園内には、江戸時代の日本庭園や、明治時代に造られたヨーロッパ式庭園、バラ園、プラタナスの並木などがあり、半日~1日ゆっくり散策を楽しめます。春は東京屈指の桜の名所。秋はプラタナスやモミジの紅葉が見事です。「母と子の森」では、小川のそばで草花や昆虫とふれあいを。園内には和風カフェやレストランがあり、飲食、テイクアウトも可能です。

  • 【渋谷区】代々木公園

    代々木公園は、新宿区と渋谷区にまたがる540,000㎡の公園です。この場所は江戸時代、地方の大名の屋敷があり、田畑が広がっていました。明治時代には、ここから日本の飛行機が飛び、1964年の東京オリンピック時は選手村となりました。現在、森林公園のエリアには、雑木林と5つの広場、サイクリングロード、バードウォッチングゾーンなどがあります。周囲に高い建物があまりなく、開放感ある景色を楽しめます。

  • 【渋谷区】明治神宮

    明治神宮の境内や周辺の杜には、樹齢100年を超える木々が多く茂っています。原宿駅そばの第一鳥居は、2022年に100年ぶりに建て替えられました。本殿に続く参道は、鳥のさえずりや風の音が聞こえるほど静かで、歩くたびに玉砂利の音が足元に響きます。江戸時代の庭園に由来する明治神宮御苑の散策や、明治神宮宝物殿前広場(芝生)での休憩もおすすめ。参道沿いには、レストランやカフェ、おみやげや、ミュージアムがあります。